最終更新日:10月1日 長編小説「ブラッディムーン」を更新しました。

短 編 小 説


 退屈に殺されるその前に(別窓)
 病弱な少女、波音はしょっちゅう保健室に軟禁されていた。退屈な時間が充満する保健室、唯一の楽しみはクラスメイトたちからの差し入れだった。
 花やお菓子や犯罪チックな差し入れよりも、実用的で有意義な時間を過ごせるもの……そう、例えるなら本がいい。波音は今日も保健室で、退屈な時間を潰してくれる素敵な本を待っていた。
文字数:2,813文字 製作状況:完結 ジャンル:青春/学園
登場人物:水崎 波音/緑川 彩葉/時中 優希/高梨 聖/朽木 陽介


 君にしか見つけられないものがある(別窓)
 学校からの帰り道、少女は突然竹刀で殴りかかられた。「逃げたら殴るぞ」高圧的な態度で少女を見下ろす少年は口元に笑みを浮かべながら「ケータイを探してほしい」と言い出した。これ以上被害にあわないために、少女は渋々少年のいうことを聞いてしまうが――。
文字数:1,609文字 製作状況:完結 ジャンル:青春/学園
登場人物:綾瀬 悦/緑川 彩葉


 矛盾だらけの誘拐犯(別窓)
 眠っている少女を抱きかかえ、部屋に持ち帰った少年の顔は無表情だった。自分が何をしたいのかも分からないまま、少女の足に枷をつけ――「俺は本当に、何がしたいんだ?」
 深層心理に惑う少年の、とある夕暮れ時の物語。
文字数:2,336文字 製作状況:完結 ジャンル:恋愛/微ダーク
登場人物:桜戸 歩/如月 香世


 人はみな鎌を持った瞬間、死神になる(別窓)
 平和な午後のひとときは、死神によって幕を閉じた。突然の不幸、理不尽に命を絶たれたものたちの叫びがこだまする。鎌をもって命を刈り取る死神と同じ立場にある少年は、鎌を持つことを誰よりも嫌った。
 せめて命を刈らなくてもいいように、固く目を閉じ心地良いまどろみの中に逃げ込もうとするが――。
文字数:1,301文字 製作状況:完結 ジャンル:学園/微ホラー


 炭酸注意報(別窓)
 「喉が渇いた」僕のその一言でジャンケンが始まり、見事敗者となった彩葉さんが飲み物を買ってきた。彼女はえげつない飲み物ではなく普通の炭酸飲料を買ってきて――「こんな罠に僕がはまるわけないでしょう」
 悪意に満ちた二人の爽やかではない青春の一ページ。
文字数:2,722文字 製作状況:完結 ジャンル:学園/青春
登場人物:時中 優希/緑川 彩葉


 君は一人で可愛そうだと僕は笑った(別窓)
 「人は、一人では生きていけない。だからこそ、一人ぼっちになってしまった君を、僕は可哀そうだと思ったんだ」昼休みの美術室で、青年はお人好しな少女を見つけた。 日常の、些細な一コマを描いた物語。
文字数:3,864文字 製作状況:完結 ジャンル:学園/青春
登場人物:氷王 冬夜/如月 香世


 こねこのきもち(別窓)
 桜の樹の下には死体がある、なんて本気で思ったことはないがつい根本を見てしまう少年たち。そんな彼らが見つけたのは死体ではなく小さな黒猫だった。捨て猫は何を思いながら少年たちに鳴いたのか。ひねくれ者たちの不器用な青春の一ページ。
文字数:3,222文字 製作状況:完結 ジャンル:青春
登場人物:霧夕 拓夢/朽木 陽介



中 編 小 説


 きらい、嫌い、大嫌い!(別窓)
 超がつくほど男嫌いな少女、いちごが大風邪をひいたときのこと。弱ったいちごを迎えに来たのは、(見た目)穏やかで優しそうな青年だった。青年は笑顔でいちごに近づき、薬を嗅がせて意識を奪う。
 いちごの悪夢は、ここから始まる。
文字数:8,309文字 製作状況:完結 ジャンル:青春/微恋愛
登場人物:久遠 要/桃川 いちご お題:「子猫の威嚇(Girls)」より


 黄昏の恋花(別窓)
 黄昏の刻、少年に導かれるまま、少女は甘い香りに満ちた花畑へとやってきた。名もない花は風に揺れ、紡がれるのは遠い昔の恋物語。少年の声を聞きながら、少女は高鳴る胸をそっとおさえた。
 今と昔が交差する、甘くて切ない恋のお話し。
文字数:9,927文字 製作状況:完結 ジャンル:恋愛/ほのぼの



長 編 小 説


 午後3時のお茶会で、少年少女はかく語る(別窓)
 紅茶とお菓子と二人がそろえば、小さなお茶会の始まり。穏やかな昼下がり、少年は少女の声に耳を傾ける。一言一句聞き逃さないよう、真剣に。少女は少年の声に耳を傾ける。一言一句確かめるよう、懸命に。お茶会に隠された秘めごとは、日に日に大きくなっていく。
 非日常の連鎖が紡ぎだす、日常の物語。
製作状況:連載中 ジャンル:青春/日常ほのぼの/コメディ
登場人物:緑川 彩葉/霧夕 拓夢(ほか多数)


 ブラッディムーン(別窓/改装中)
 閉鎖的な学園でそれなりに平和な生活を謳歌していた少女、如月香世の日常を、異変は確実に蝕んでいた。
 「君が、風清を殺したのだろう?」無実の罪によって回りだした歯車が運んできたのは、目をそらし続けてきた心と現実。今、自分の意思で未来を決めるとき――鬼と人とが織りなす、恋と狂気の物語。
製作状況:連載中(改稿中) ジャンル:恋愛/ダークファンタジー ※一部R15です
登場人物:如月 香世/橘 季砂/桜戸 歩(ほか多数)